【小学5年生でここまでできる「福祉ボランティアを学ぼう」 全10時間】へ
第1時 アイマスクをして目が見えない人の疑似体験をしよう
第2時 介助の方法を学ぼう
第3時 アイマスクをして食事をしよう
※本実践は「思いやりの心をもち,たくましく実践する子どもの育成」(美方郡村岡町立村岡中学校)の実践を小学校5年生用に修正追試させていただきました。
第3時 アイマスクをして食事をしよう
ねらい
oアイマスクをつけて食事をすることを通して,「できないことだけを介助する」(自立 を支援する)という介助の原則に気づかせる。
具体的実践
介助の方法を学ぶ…援助する体験
発問1 目の不自由な方と一緒にお茶を飲んだり食事をするときは,そうすればいい
でしょうか。
A 食べさせてあげる
B 並べられた食器の位置をメニューを説明する。食べるのは本人に任せる。
A 10人
B 26人
指示 では,実際に今日の給食で確かめてみましょう。
今日はペア給食です。一人がアイマスクをつけ,もう一人がサポートします。
AB両方の体験をしたら交代しましょう。Bの説明の仕方ですが,時計の針の位置で説明しましょう。
例えば,10時の方向に牛乳があります。6時の所にコロッケが2つありますというように。
実際にペア給食を行う。
最後に次のように言う。
説明 サポートの原則を説明します。
できないことだけをサポートする
アイマスクをつけて食事をしました。
食べさせてもらわないと食べれませんでしたか。
それとも,並べられた食器の位置が分かればためることができましたか。
一緒にお茶を飲んだり,食事をするときは,最初に並べられた食器の位置をその中身を小さな声ではっきりと説明しましょう。
時計の針の位置で説明すると分かりやすくなります。
手で触って確かめたい方もありますから,そのときはお手伝いをしましょう。
「これを食べなさい」とか命令的な言い方は避けましょう。」